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「トスカ」を観てきました

新国立劇場で「トスカ」を観てきました。
私はまだまだ初心者なので高い席は勿体無いし、いつもどおりC席を取りました。4階の真ん中あたりの席でした。
最後尾の一列手前なだけなのです。とっても高い位置なので、ちょっと怖いくらいです。
舞台からは遠く離れてしまいますが、音は普通に聴こえますし、舞台が始まると、いつも全然気にならなくなってしまいます。

ただ、いつもとちょっと違ったのは…隣の人の拍手の音が尋常でなく大きい!事でした。パンパン!ととても良く響いていました。なので初めは「何事?」と思ったほど…。それに、一番最後まで拍手してました。偉いですよね。それから、常々どういう人が言うのかな〜?と思っていた「ブラボー‼」の掛け声もかけていました。すごい…。

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さて、トスカですが、プッチーニ作曲のオペラです。あらすじですが…
舞台は1800年のローマ。教会で画家のカヴァラドッシが絵を描いていると、投獄されていた親友アンジェロッティが脱獄し、教会に身を隠しにやって来ます。再開を喜び合う二人ですが、そこへ、カヴァラドッシの恋人で人気歌手のトスカがやって来ます。アンジェロッティを隠すため、トスカにも何も打ち明けず、トスカをなだめて夜、別荘で会おうと約束し帰らせると、二人はカヴァラドッシの別荘に身を隠します。
しかし、アンジェロッティは時の権力者、警視総監スカルピアに追われる身です。追手はすぐに教会までやって来ました。
そこへトスカも戻って来ます。夜、別荘に行けなくなった事を伝えに来たのです。スカルピアはトスカにカヴァラドッシが教会に居ないのは浮気かも?とトスカに思わせるように仕向けます。トスカは尾行されているとも知らず、彼の別荘へと向かいます。
スカルピアはトスカの後をつけさせてアンジェロッティを捕まえようとしましたが、アンジェロッティは、どこかへ隠れた後でした。
スカルピアはカヴァラドッシを逮捕し、拷問にかけます。スカルピアは更に、その様子をトスカに見せて彼の拷問を止めて欲しければアンジェロッティの居場所を教えるようにと迫ります。トスカは恋人が拷問受けるのを見ていることが出来ず、アンジェロッティの居場所を教えてしまいます。スカルピアは次にカヴァラドッシをこの後処刑すると伝えます。そして、それが嫌ならトスカに自分のものになるように!と迫ってくるのです。スカルピアは物凄く悪い奴なのです。でも、頭の良い人なのです。悪い事がすぐ思い付く。彼はカヴァラドッシを助ける気持ちなんて、これっぽっちもありません。トスカを手に入れるために嘘をつくのも平気です。彼を助けると言えばトスカが手に入ります。
なので、トスカが自分のものになるならと、彼を見せかけの銃殺刑の後、解放すると約束し、部下にもそう命じます。そしてトスカに頼まれ、逃亡のための通行許可証も書いてあげるのでした。
そして、トスカに迫りくるスカルピア。約束したんだから…と思ったら、トスカがいきなりテーブルにあったナイフでスカルピアを刺してしまうのです。
トスカも負けずに悪い奴だったのか…?

そして夜明け前、牢屋にいるカヴァラドッシの元にトスカが現れ、見せかけの銃殺刑の後、二人で逃げましょうと伝えます。「上手に倒れてね!」とか言いながらカヴァラドッシを見送るトスカ。
ところが、実際にはカヴァラドッシは本当に銃殺されてしまいます…。スカルピアはカヴァラドッシを助ける気など無かったのです…。
ひどいよね。

スカルピア殺害の罪で彼女をとらえに来た追手の前で、トスカは城壁から身を投げるのでした…お終い。

オペラは悲劇が多いそうですが、みんな死んでしまうのですね。

悪人役の人は何故か人気が高いと感じましたが、何故なのかしら?力強く自分の悪い心を歌い上げていましたが、それが普通の人の隠された欲求を思い出させるから?でしょうか。

ちょっと消化不良な私です…。

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by usakichi71 | 2018-07-08 17:27 | おでかけ | Comments(0)
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