もう、10日ほど前ですが、
怪談牡丹燈籠は燈籠を持った幽霊が男の人を訪ねてくる怖い話、ぐらいの認識しか無かったのですが、実はその話にまつわる人々の人間模様が入り組んだもっと大きな物語でした。 一度会っただけなのに、恋焦がれて死んでしまうお嬢様。そのあとを追うように亡くなった婆や。その二人の霊が牡丹燈籠を持ちながら毎晩やって来て取り殺されそうになる優しい浪人。そして、その浪人の世話をして生活の糧を得ている貧乏人の夫婦。それから、隣の家の次男坊と浮気のあげく、二人で旦那を殺し、さらに、それを目撃した若い女中も殺してしまう、若い男女二人。計7人が、主な登場人物なのです。私が知っていたのは、牡丹燈籠を持ってやって来た幽霊に取り殺される所まで。御札をはがして幽霊を屋敷に入れてしまった貧乏人夫婦が、幽霊から貰ったお金で、大店の主人になった後の話があるなんて知りませんでした。色々な人間が入り組んだ悲しいドラマが続きます。そこが、歌舞伎らしさなのかな? でも、この人気ぶりはやはり、キャストが良かったせいなのでしょうね。私は特に中村七之助さんの美しいお嬢様役が素晴らしく感じました。綺麗すぎる!!!! 玉三郎さんは今回は綺麗というより人間味に溢れた役柄。貧乏なおばさんらしさも存分に、可笑しさもたっぷりでした。 本当にこわいのは、お化けよりも、人間の方ですね。お嬢様のお供の婆や役の方も素晴らしくお婆さんでした。不思議ですね。本当のお嬢様より、お嬢様。本当のお婆さんより、お婆さん。演ずるという事はそういう事なのかな?なんて、感じたわたし。 映画のあとは銀座にある「渋谷ロゴスキー」で、シンプルランチ。本当にお得だなー。
by usakichi71
| 2016-08-30 08:07
| おでかけ
|
Comments(0)
|
カテゴリ
タグ
旅(389)
子育て(304) 美鈴(203) ハーブ(167) バラ(129) 寅吉(107) 野菜(103) ガーデン(102) 多年草・宿根草(90) 球根(79) 手芸(75) 退職後の生活(68) 寺社仏閣(55) 東北(48) イギリス旅行(41) オペラ(37) コンサバトリー(34) 青森(32) もも(28) 北海道(25) 長崎(24) フランス旅行(20) クリスマスローズ(19) 介護(18) 長女の留学(18) 昔ばなし(16) 更年期(15) 山形(15) 草木染め(15) 京都(14) お城(14) アジサイ(14) 畑(13) 沖縄(13) 信州(12) 歌舞伎(12) 四国(11) 記念撮影(11) 紀州(11) 小笠原(10) 温泉(10) 一年草(9) バレエ(9) コロナ(9) 秋田(9) 英語の勉強(8) 広島(8) 石鹸(8) 大分(7) コンポスト(6) フォロー中のブログ
Naomi Kageya... ニャンコ座リポート s... お茶の時間にしましょうか... M's Factory りきの毎日 雑木林の家から-nishio 里山の小さい平屋の暮らし ロンパラ!(LONDON... Fantail Diary 木漏れ日の庭からⅡ AkikoのLovely... シェーンの散歩道 ふたつの庭 すきな ことに かこまれて あるがままに ごまめ家族日記 Boîte à Bijoux 今から・花 あけの秘密の花園 水の色時間 ペコリの庭 * 結局ただの犬バカです。 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... 最新のコメント
検索
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||