タンジーの葉っぱで染める

タンジーと言うハーブはキク科のボタンのような黄色い花が可愛いのですが、今年はほとんど花を咲かせませんでした。

16世紀のヨーロッパでは消毒や殺虫の散布用として重要なハーブだったそうです。お菓子に混ぜたり、虫よけ用にお肉にまぶしたり、昔はよく使われたハーブです。お茶で飲むことも出来ます。ですが…苦みが強いので私はお茶では飲まずにお花で虫よけチンキでも作ろうかな～と思っていました。でも、今年は置き場所が悪かったのか？ほとんど咲かず、葉っぱばかりがぼうぼうに茂っていました。このまま冬になると葉っぱも枯れてしまうな～と見ていて、ふと、染物に使うことを思いつきました。別名ヨモギギクと言うくらいなので、きっとヨモギと似た色素なのかも…。

そこでさっそく草木染め～。

初めは中性抽出で黄色の染料を煮出し、そのあとアルカリ抽出で緑色の色素を出します。それをアルミ媒染で染めました。

結果は…。うん！すごくいい！

黄色はパウダーイエローと言うようなかわいい黄色。葉っぱの色は緑なのに。本当不思議。同じ黄色でもレモングラスとも全然違う。

そして緑も可愛いパステルグリーン。良い色に染まりました(^^♪～！

…染めたのは11月中旬の話です…