寒い３月長崎旅行 その12～とっても充実していた大浦天主堂とグラバー園～

ついに長崎旅行も最終日になりました。以前、母とも行った大浦天主堂やグラバー園を目指します。娘は天主堂の中は見ていないとの事なので、拝観券を買って中に入ることにしました。入口で拝観券を購入しますが、以前よりも高くなっていました。でも、博物館も充実していたので高いとは思いませんでした。1859年に外国人信徒のために建設された教会ですが、1865年に浦上に住むの潜伏キリシタンが訪れた事で、ここが信徒発見の舞台となりました。国宝なので、これからも大切に残されていく事と思います。信徒発見とは江戸時代に日本では禁教になったキリスト教の信者が潜伏キリシタンとして、教会も無く、教えを説く神父も居ない中、自分たちで信仰を守りつづけ、250年もたってからその子孫たちが大浦天主堂にやって来て、私たちの信仰はキリスト教と同じですと、告白したことにより、日本の長崎には、キリスト教徒がたくさんいると言うことが発見されたキリスト教にとって、とても重大な出来事の舞台と言うことなんです。禁教の時代、キリシタンの人たちは教えを捨てずに殉教する信徒と、密かに信仰を守りながら表向きは棄教して潜伏キリシタンになる信徒が居たのです。誰だって死にたくはないし、でも自分の信じることを簡単には変えられません。潜伏キリシタンの人たちは仏教徒を装い、キリシタンとしてのお祈りや儀式も本当のキリスト教のやり方とは違った形で何世代もの間、子孫に伝えられていったのです。本当にそれは外国の人たちから見たら信じられないような驚くべき事だったのだと思います。

私の先祖も隠れキリシタン（昔は潜伏じゃなくて隠れと言ってました。）だったと母から聞いています。本当なのか？は確かめようもないけれど、おじいちゃんは神父様になるために勉強もしていたのに神学校が嫌で辞めてしまったそうです。そのおかげで、母が生まれ、私も生まれたのか…と思うと、神学校を辞めてくれて良かったと思わないと…(-_-;)

さて、じっくりと大浦天主堂を見学した後はすぐ隣のグラバー園へ向かいました。長い坂道が有りますが、エスカレーターで登れるので楽ちんです。

グラバー園はいつも綺麗に植栽されています。綺麗な花壇と和洋折衷だけど洋風な建物が面白いです。

前に来た時には蝶々夫人の話が展示されていましたが、今回はありませんでした。でも、蝶々夫人の舞台にしても良いような眺めのいい場所です。港に船が入ってくるのも良く見えます。

前に来た時も羨ましく見ていた温室コーナー。私も家にこういうコーナー欲しいな～(#^^#)

グラバー園の出口にはお土産屋さんが有りますが、その手前にはこんな長崎くんちの山車を展示したり映像を流す場所がありました。長崎くんちも見に来てみたいものです。

つづく