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オペラ「ホフマン物語」 〜終わり方の違い!〜


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先日、初台にある新国立劇場でオペラ「ホフマン物語」を見てきました。以前、METライブビューイング(舞台を映画にまとめたもの)で観たことがあり、バレエでも観ているのですが、とても面白い作品なので、また観たくて、チケットを買いました。
原作は同じはずですが、今回も観終わったあと、その終わり方の違いに驚いてしまいました…。

あらすじはMETのオペラとほぼ同じですが、今回のミューズは始めからホフマンの恋愛は上手く行かない、なぜなら自分が邪魔をするから…みたいなことを言い、あれ?ミューズはホフマンを見守ってるんじゃ無かったの?と疑問が…。そして、オリンピアとの恋のシーンでは彼等を取り囲む客人までもが人形だったり、演出の違いがあり色々とビックリしました。
そして、最後ですが…。
METで観たオペラでは最後にホフマンは酔い潰れ、ミューズはホフマンに失恋や人生の苦しみを芸術に昇華させるように!と歌います。
バレエではホフマンはガクリとなって、お終い。最初からミューズは出てこないのです。
そして、今回のオペラでは、なんと、酒場でホフマンと飲んでいた友達?の一人がホフマンにピストルを差し出し、ホフマンは自殺してしまうのです。(ホフマンは酒場で人気者。なんで、ピストル差し出すんだ?と、とても疑問…。でも、仕方ない。)そして、ミューズはホフマンは芸術作品の中で生き続ける!と言うような事をいい、歌います。最初からホフマンを破滅させるために、親友ニクラウスの姿でホフマンに寄り添うミューズ…。恋愛も失恋も芸の肥やしと言うことなのでしょうね…。

同じ作品なのに、後味が全然違う〜!

私としては、やっぱりMETのホフマン物語が良かったな。人間は愚かで人生には上手く行かない事が多い。でも、涙は人を成長させる。悲しみの中から芸術を生み出しなさい。と言うようなメッセージを強く感じたからなんです。

でも、色んな演出があって面白いですね。



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by usakichi71 | 2018-03-08 20:00 | つぶやき | Trackback | Comments(0)

こうもり 〜やられたらやり返すのが礼儀なの?〜

1月の終わり頃、新国立劇場にオペレッタ「こうもり」を観に行ってきました。新国立劇場の入口には大きな生花が飾ってあり、華やかでした。

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一人だったのでちょっと寂しいな〜、と思いましたが、人を誘えないから、仕方ないですね。でも、会場はほぼ満席でした。
三階席の左端の方でしたが、二列前の背の高い男性の頭が舞台の中心に!でも、まぁ、見えました。

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こうもりは小さな舞台で観たこともあり、あらすじが分かって居るので観ていて混乱せずにすみました。
ドイツ語での上演でしたが、ところどころ日本語のダジャレを入れてきたり、笑える内容で、肩の力を抜いて楽しめました。
ただ、自分の耳のせいか?分からないのですが、声の聴こえにくいところがあって、それが残念でした。

こうもりは上流階級のある夫婦が騙し騙されする喜劇ですが、そこに、夫の友達で何年か前に、こうもりの仮装をしたまま置き去りにさたと言う恨みを持った博士が出て来ます。
「こうもりの復讐ですよ。」と言う事で、それとは本当は関係の無い妻の浮気もウヤムヤに…それでハッピ〜エンド!

作曲はヨハン・シュトラウス。軽快で明るい音楽ですが、この後、世界大戦が続く時代が来るのかな、と思うと、時代が浮かれ過ぎてたの?なんて、考えてしまう。
後から思えば、と言う事って、その中にある時には分からないですよね…。

こうもりの復讐。やられたらやり返すのが礼儀なの?と思ったオペレッタでした。




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by usakichi71 | 2018-02-06 07:33 | おでかけ | Trackback | Comments(0)

魔笛 ~悪いのはどっち?~

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先日、一人で二子玉川まで行き、METライブビューイングで「魔笛」を観てきました。
あらすじは知らなかったのですが、オペラのCDで曲は聴いていたし、聞いたことのある曲ばかりでした。昔、クラッシック音楽が大好きな友人が「一番好きなオペラは魔笛」と言っていたので、きっと面白い作品なんだろうな~と思っていましたが、機会がなくて観ていませんでした。

「魔笛」はモーツアルトが作曲した最後のオペラで、旅一座の公演のために書かれました。とても難しいコロラトゥーラと言う技法で歌う夜の女王のアリアがあるので、その当時も歌える人が居たのかな?と思うほどです。
隣に座っていた奥様が、「タミーノのテノールが重かったわね。」と感想を言っていましたが、私にはそこまで全然わからないけど、とても面白く楽しめました。

あらすじ
王子タミーノが大蛇に襲われたところを夜の女王の3人の侍女に救われ、鳥刺し(鳥を捕まえて売る人)パパゲーノと共にザラストロにさらわれた夜の女王の娘パミーナを救い出しに出かけます。道案内は3人の童子がつき、タミーノには魔法の笛(魔笛)パパゲーノには魔法の鈴が渡されます。
ザラストロの神殿内ではパミーナに奴隷頭が言い寄っていますが、パパゲーノが偵察に来て、奴隷頭を追い払います。王子タミーノはザラストロの元へやってきますが、ザラストロはパミーナをさらった悪人ではなく、叡智を持った高潔な人で、たくさんの神官たちに囲まれ、パミーナをさらったのも彼女の事を考えての事だと知るのでした。パパゲーノに連れられて現れたパミーナとタミーノはザラストロの神殿でめぐり逢いお互いに惹かれあいます。
ザラストロはパミーノを直ぐには自由にしてあげません。そしてタミーノとパパゲーノに試練を受けさせます。パパゲーノはそんな試練は受けたくありませんが、可愛い娘と一緒になれると言われその気になります。
試練を受けに行ったタミーノとパパゲーノを待つパミーナの元に、なぜか夜の女王が現れ(結構簡単に行けるんですね…)パミーナにザラストロから奪われた「太陽の輪」を取り返し、ザラストロを殺すように!と短剣を渡して、また恐ろしく難しいアリアを歌います。
ザラストロはそんな企みも直ぐに気が付き、パミーナから短剣受け取ると、パミーナを許します。
沈黙の試練ではパミーナはタミーノに嫌われたと思いショックを受けますが、パパゲーノは沈黙を守らず、痛い目に…。
その後、パミーナはタミーノと一緒に試練を受けることになりますが、魔法の笛(魔笛)の力もあってか?二人は試練を乗り越えます。パパゲーノも可愛いパパゲーナを得て、たくさん子どもを作ろうね!と歌います。
面白くないのは夜の女王。ザラストロを倒すため、三人の侍女たちと神殿に乗り込もうとしますが、あっけなく滅ぼされます。
タミーノはパミーナと祝福され、幕となります。

結構ハチャメチャで、悪い人は夜の女王?ザラストロ?二人は本当は夫婦?等など、疑問が吹き出てしまいました!
家に帰ってから調べると、夜の女王とザラストロはやっぱり夫婦ではなかったのですが、夜の女王は悪者のように書かれていて、そうなのかな?とちょっとかわいそうな気もするのでした。女は浅はかで、男はそうでない。みたいな描き方に感じて、反発を感じるような…。
もう一度見たら違う気持ちになるのかな?
パパゲーノは自由で気楽で気弱で楽天的です。タミーノと一緒に試練を受けたお陰で素敵な伴侶を得るのが、普通の人にとっては安らぎを感じる?などど、思いました。

とても面白かったので、また見てみたいです。

写真は二女の作った蝶のブローチ。とても綺麗です。私には出来ないビーズ手芸や組紐もとっても上手な二女。たった一日で作り上げてしまいます。私には出来ないことも上手にできるようになっていく子ども達です。私も夜の女王の様な母親にはならないように気を付けないと…。





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by usakichi71 | 2017-12-21 07:50 | おでかけ | Trackback | Comments(0)

椿姫 〜愛があればいいのか…?~

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先週の木曜日の夜、仕事帰りに新国立劇場でオペラ「椿姫」を観てきました。昔、オペラのレーザーディスク(古い)を持っている友達がビデオにダビングした物を貸してくれて、何度も観ていたたのと、自分でもCDを買ってきいていたので、あらすじも曲も、よく知っていましたが、劇場で観るのは初めてでした。
でも、今回、椿姫を観に来る年代は若い人が多くカップルもたくさん居るので、面白いな〜と思いました。私の大好きな映画で「月の輝く夜に」と言うのがありますが、その中で出会った中年カップルも二人で初デートにオペラに行きます。演目はラ・ボエームですが、椿姫もデートにピッタリな演目かも…。最近は、日本でもそんなデートが増えているのかな〜。素敵ですね。

そして舞台ですが、演出がとても素敵でした。
オーケストラピットまで張り出した鏡のように反射する床、大きなシャンデリア、がユラユラと夢のような華やかな舞台を作り上げます。
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あらすじ

第1幕 高級娼婦のヴィオレッタ。パトロンたちがつぎ込んだお金でパリで享楽的な暮らしを楽しんでいます。でも、実は結核にかかっているのです。そんなヴィオレッタのサロンにプロヴァンス地方出身の青年アルフレードがやってきて、1年前から恋焦がれていたと告白します。ヴィオレッタは椿の花を渡すと、この花が萎れたら逢いに来てと伝えます。情熱的で真摯なアルフレードに魅かれる気持ちもあるヴィオレッタですが、娼婦という自分の身を考えると自虐的な気分になってしまうのでした…。

第2幕 ヴィオレッタとアルフレードは二人でパリの郊外で暮らし始めています。でも、世間知らずのアルフレードは生活するにはお金がいることすら解っていません、そのためヴィオレッタは自分の財産を売り払っては生活費を捻出していたのです。それでもヴィオレッタはアルフレードを愛し、二人の暮らしを守りたいと考えていましたが、アルフレードの留守中にアルフレードの父がやってきます。そしてヴィオレッタに、あなたのせいでアルフレードの妹の縁談が壊れかかっていると言い、別れを強要します。
自分の過去に負い目のあるヴィオレッタは理由を告げずにアルフレードの元を離れ、再び高級娼婦へと戻ってしまうのでした。そして、そんな事情を知らないアルフレードは舞踏会の夜、公衆の面前でヴィオレッタに札束を投げつけ侮辱します。

第3幕 ヴィオレッタはアルフレードと別れてからすぐに結核が悪化し、瀕死の状態になっています。でも、アルフレードの父からの手紙が届き、アルフレードにすべて打ち明けたことや、近々謝罪に訪問することが書かれていたので、そのことだけが生きる希望になっていました。謝肉祭の仮装行列の賑わいが聞こえてきました…、と突然音楽が沸き、アルフレードと父が訪問します。歓喜するヴィオレッタ…教会に行きたいと服を着ようとしますが、その力も残っていません…。
舞台はヴィオレッタの朦朧とした意識を表すように大きな布で遮断されています。愛するアルフレードの姿もはっきりとは見えていないのです。そして、ヴィオレッタは手にした椿の花をポタッと、落とします。そしてヴィオレッタの言葉が…

「痛みがなくなったわ、体中に力が湧いてきた、私、生きられるのね!」

この最後のセリフ。これはヴィオレッタが奇跡的に回復する兆しなのか?死後の世界に飛び立つ際の喜びの言葉なのか?
私には、ちょっとしたホラーのように感じてびっくりしてしましました。

アルフレードを愛していたヴィオレッタ。ヴィオレッタを愛していたアルフレード。ヴィオレッタは他の人には狡い女になれたのに、アルフレードには狡い女になれなかった。だから死ぬことになってしまったのでしょうが、過去が彼女を地面に引っ張って羽ばたくことが出来なかった…。
そして、何の暗い過去も無く、生活力の無いお坊ちゃま君のアルフレード。人を疑うことを知らない若者はヴィオレッタの行動に何の疑問も持たずに裏切られたと信じてしまう…。
愛はあっても幸せになれない二人でした。





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by usakichi71 | 2017-11-23 21:57 | おでかけ | Trackback | Comments(0)

エフゲニー・オネーギン 〜別れても好きな人〜

火曜日の夜、東劇のMETライブビューイングを観に行きました。アンコール上映期間なので、観たかったけど、観れなかったものを観に行っています。「エフゲニー・オネーギン」チャイコフスキー作曲のロシア語上演作品です。

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ロシアの田舎で暮らす裕福な家庭の姉妹。タチヤーナとオリガ、タチヤーナは本が好きな美しい娘、オリガは近所に住むやっぱり裕福なレンスキーと恋仲で青春を謳歌している。ある日、レンスキーが友達を連れてやって来た。おじさんの遺産を相続したお金持ちの青年。エフゲニー・オネーギンだった。タチヤーナは彼に恋してしまい、徹夜で手紙を書き上げる。人づてに手紙を渡すと、オネーギンがやって来るが、その返事は冷たいものだった。その上、タチヤーナの名の祝いの席で、自分のウサを晴らすために、レンスキーの恋人であるオリガにわざと近づき、オリガもそれにマンマと乗ってしまい、婚約者のレンスキーをさしおいて、オネーギンと踊ってばかり…。レンスキーは侮辱されたと怒り、オネーギンに決闘を申し込んでしまう。
翌朝、決闘は決行され、レンスキーはアッサリと殺されてしまった…。
舞台は何年か後に変わり…。オネーギンは決闘の後、放浪の旅に出て、仕事も妻もなく無為に過ごしていた。久しぶりに都会に戻り社交界に出てみると、何やら皆に注目される美しい貴婦人が…。それはタチヤーナだった。自分が振った頃とは比べ物にならない気品に満ち堂々としたタチヤーナに、オネーギンは心を奪われる。
しかし、タチヤーナは困惑していた…。彼に呼び出され会いに来てしまうが、オネーギンには私の事は諦めて、と言う。年上の夫に一生尽くすつもりだと…。ところが、オネーギンはすべてを捨てて下さい等とタチヤーナに迫り、タチヤーナも本当はあなたを愛してる!と告白。でも、これで永遠の別れです。と告げるとオネーギンから去り、オネーギンは悲嘆にくれる…。

と、言ったあらすじでした。

自分を振った男、妹の婚約者を殺した男。そんな相手だけど、忘れられない…そんな人と再会したら…。私なら「愛してる」なんて、絶対言わないな〜。オペラでは二人は別れ、タチヤーナの貞節は守られるようなのですが、私はあの二人はまた、1週間後には何処かで出会い、苦しむ事になるのでは?と思いました。私なら本当は愛していても、「この、人殺し!憎んでる!」って怒って、「もう二度と私の前に出るな!」って言います。愛してると言うのは自分の気持ちはすっきりするだろうけど…。

でも、これがタチヤーナの自分を振った男への復讐なのでしょうか?だとしたら怖い。自分の気持ちも犠牲にしても、理不尽な男を後悔させるためには別れを告げるのかな?
オネーギンは過去に自分が冷たくあしらった娘なのに愛していますなんて、よく言えたな…。
等々、後から徒然と考えていました…。
恋も愛も人生に無くてはならないものですが、簡単にはうまくいかないのが普通なので、ドラマが生まれ芸術が生まれるのでしょうね。

チャイコフスキーの曲はとてもドラマティックで、主演の二人の演技も迫真に迫っていたので、とても良かった。

タチアーナの夫がバスで歌う曲も良かった。

「エフゲニー・オネーギン」はロシアでは教科書に出て来て授業で習うと言っていたが本当なのかな?どういうことを学ばせるために出てくるのかしら?






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by usakichi71 | 2017-09-30 08:27 | おでかけ | Trackback | Comments(0)

ルサルカ 〜隣の芝生は青かった〜

先日、東劇にMETライブビューイングを観に行っ来ました。ドヴォルザーク作曲の「ルサルカ」で、チェコ語での上演でした。ルサルカは水の精。人間になりたいと憧れて、魔女のイェジババにお願いします。ルサルカは薬を飲み人間になりますが、声を失ってしまいます。何だか「人魚姫」と同じ展開ですが、人間になったルサルカは森で王子と出会い、結婚する事に…。ところがルサルカは声も出ないし、なぜか王子から逃げ惑う素振りです。王子の心はだんだんと、他の女性へ…。そして、破局。ルサルカは傷心で水の中に戻りますが、姉妹の水の精たちに追い払われてしまいます。イェジババはルサルカに人間の血で元に戻れるから王子を殺せ!と勧めますが、ルサルカは「王子には幸せになって欲しい」と断ります。そんなルサルカの元に王子がやってきます。ルサルカは自分が、接吻すると、死んでしまうと、警告しますが、王子はそれでも良いと、ルサルカに近づき、接吻したあと息絶えます。ルサルカは水の精に戻ることなく、森をさまよい歩くのでした…。

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ドヴォルザークはチェコの作曲家だと初めて知りました。曲はみんなドラマティックで詩情に溢れていて、登場人物も分かりやすいです。ダンスだけの登場人物もあるのですが、それも素敵でした。

それに、衣装がとても素敵で、イェジババのドレスの蜘蛛の巣模様や、ルサルカが水の精の時の衣装にはウットリでした。

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ルサルカは人間の情熱や愛に憧れるのですが、自分は人間になっても情熱的になれません。そして王子もそんな冷たげなルサルカより、情熱的な女性へと心変わりしてしまいます。
遠くから眺めていると素晴しいものに憧れる気持ちが、悲劇を生んだ。そう、教えてくれるオペラでした。
ハッピーエンドではないけれど、ルサルカは王子を裏切らないし、王子も最後はルサルカへの愛を取り戻すので、お伽話ではありますが、いいお話でした!







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by usakichi71 | 2017-09-01 07:38 | おでかけ | Trackback | Comments(0)

メリー・ウィドウ 〜華やかなオペレッタの世界〜

ちょっと前の話ですが…、夏休み最終日、前日に引き続き、東銀座の東劇へ行きました。また、METライブビューイングをみるためです。水戸から二男が帰宅するので、お昼ごはんにハンバーグを作ってあげて、準備してから出かけました。
「メリー・ウィドウ」はお友達にCDを借りて、何度も聴いていたので、どの曲も(最後から2番目の曲以外は)耳に馴染みがあり、楽しめました。オペレッタは普通のセリフもあり、ミュージカルのような感じがします。でも、CDで聴いているだけでは良くわからなかった部分も良くわかりました。
主人公は大金持ちの未亡人ハンナと外交官ダニロ。二人は若い頃、恋人同士だったのに、ハンナの家に借金があったせいで周りに反対され結ばれなかった過去があります。その後ハンナは年寄の大富豪と結婚して直ぐに未亡人になってしまいました。
パリで再会した二人はまだ、お互いに愛し合っているのに、ダニロはなかなか本心が言えず、ハンナは分かっていても言葉で言ってもらいたい…。簡単に言うとそんな物語です。そこにさらに浮気な他の大人達の恋物語や二人の祖国の財政状況も絡んで、ドタバタもあり、でも誰も傷つかずにハッピーエンド。お洒落な大人の物語です。
残念なのはこのバージョンではニェグシュが故郷を懐かしんで歌う歌が省略されていたことでした。勿論あると思ってみていたのに出てこないので、ちょっぴり残念。でも、衣装や舞台はとても華やかで、楽しくて、安心してみていられました。

アンコール上映は9月まであるので、見逃した「ルサルカ」と「カルメン」それから「エフゲニー・オネーギン」を見る予定です。お得な4枚つづりの特別鑑賞券も買いました。

夏休みは2泊3日の旅行と、METライブビューイング鑑賞で終わりました。
夏休みはあと少し取れるので、9月に大人の休日俱楽部パスを利用して秋田に行ってみる予定です。一人旅なので不安ですが、行ってきます。

写真は小淵沢のあじさい。涼しいのでまだ綺麗に咲いていましたよ。


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by usakichi71 | 2017-08-21 07:47 | おでかけ | Trackback | Comments(0)

セヴィリャの理髪師

旅行から戻った夏休みの日曜日。翌日もお休みで安心なので、夕方の6時半から始まるMETライブビューイングを見に、東銀座の東劇まで行って来ました。この日は毎年夏にある、アンコール上映期間で、2007年に上演された「セヴィリャの理髪師」の上映日でした。
これは「フィガロの結婚」の前編の話なんだよ、と以前お友達から聞いていたのですが、とても楽しいお話しでした。でも、先にこちらを見てから、フィガロの結婚を観ていたら、かなり印象が変わってしまったかも…伯爵も伯爵夫人もフィガロも…。

あらすじを簡単に言うと、舞台はセヴィリアの街。伯爵は医師のバルトロの姪のロジーナに恋をします。彼女の家の前で歌を歌ったり、酔っ払った兵士のふりして家に押し入ったり、音楽教師の代理に化けて訪問したり、あの手この手でアプローチするのですが、その手助けをするのが、街の便利屋、理髪師のフィガロです。女の子達にはモテモテで、機転のきくフィガロは伯爵の恋を実らせるため頑張ります。バルトロはロジーナの後見人ですが、ロジーナには相続した遺産があるので、それを狙ってロジーナと結婚しょうとしているのです。伯爵はロジーナに初めは自分は貧乏学生だと言って近づきます。(彼女も財産目当てだったら困るから?)それが原因で、ごちゃごちゃするのですが、最後はハッピーエンド、誰も死なないし、歌もフィガロの有名な歌が出て来て、私もとても楽しめました!

フィガロの結婚では生粋の貴婦人の雰囲気の伯爵夫人と、ロジーナが同一人物だとしたら、実は伯爵夫人も元々は気が強い、可愛い女の子だったのだな…。と分かり、伯爵も、とても一途な若者なのに何であんなに浮気な男に変わってしまうの?と、悲しくもあり…。
また、自由気ままなフィガロがなんで伯爵家の召使になってしまったのかな?と疑問も湧いてきました。

6時半から始まり、終わりは10時近いので、帰りが遅くなりましたが、翌日もお休み!翌日もまた東劇通いです。

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by usakichi71 | 2017-08-18 22:32 | おでかけ | Trackback | Comments(0)

懲りない夫につける薬は?〜「フィガロの結婚」

世間でも、妻が居るのにハワイで結婚式を挙げてしまった政治家さんのことが話題ですが、どうして男の人は浮気に走りやすいのでしょうか?それも、社会的に成功したお金持ちの人はそうなりやすいのでしょうか?

「フィガロの結婚」に出てくる伯爵もそんな人です。使用人のフィガロとスザンヌの二人の結婚を素直に祝えず、自分の好きな女を使用人に奪われるなんて!と、逆恨みしています。でも、スザンヌ以外にも手を出している女は数しれず、妻の伯爵夫人は惨めな気持ちを味わって居るのです。浮気なのに嫉妬深い伯爵は伯爵夫人に憧れるケルビーノという若者も無慈悲に軍隊に追いやろうとするし、思いやりの無い暴君。フィガロ、スザンヌ、伯爵夫人はそんな伯爵を懲らしめるために計画を練ります…。

題名が「フィガロの結婚」なので、私は主役はフィガロ?と思っていましたが、今日観て、はっきり解りましたが、主役は伯爵夫人なのですね…。

オペラを昔はどんな人達が観ていたのでしょうね?美しく優しさも備えた高貴な身分の女性が愛されず、苦しみ、でも最後は夫を懲らしめて、皆がハッピー。まぁ、私の事みたいと、上流階級の奥様たちにとてもウケたのでは?なんて、考えてしまいました。でも、フィガロのような庶民も観ていたのかな?機転を効かせて、ピンチを切り抜けて愛する人を伯爵から守り抜く、痛快さがウケたのかも。こんど、調べてみよう。

でも、観ているときはそんな事を考える暇はなく、「愛の神よ…」は聴いていると、美し過ぎて、涙が出てしまいました。
伯爵夫人役はアガ・ミコライさん。素晴らしかったです。

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それにしても、懲りない夫につける薬は?

無いのかも。

いつの世も素直な妻は我儘な夫に振り回され、それでも、許しをこわれれば許す。
それが良いことなのか?自分ならどうするのか?は別として、普遍的なお話なのでしょうね。

(4月23日 新国立劇場にて。)







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by usakichi71 | 2017-04-24 18:14 | おでかけ | Trackback | Comments(0)

「ロミオとジュリエット」 〜ライブビューイング〜

この前の土曜日は豊川稲荷に行った後、娘と夫とお昼を食べ、その後、東劇でMETライブビューイング(ニューヨークで上演されたオペラを映画のようにを見やすく編集してくれたもの。)を見てきました。今回は「ロミオとジュリエット」去年の秋に新国立劇場でバレエを観たばかりなので、その印象が強く残っていて、つい、比較ばかりしてしまいました。

バレエは音楽は「プロコフィエフ」オペラは「グノー」の作曲です。バレエの方は音楽が登場人物の心象やこの後起こる悲劇まで予感させるような劇的な音楽なのですが、オペラの方はやっぱり歌で聴かせる音楽なんだな〜と、素人ながらそう感じました。

そして、バレエは当然ながらほっそりとした儚げなジュリエット。オペラは体を楽器並に響かせないといけないからか、ふっくらした力強いジュリエット。同じ14歳の設定でも、オペラはオバサンが若ぶっている様に見えてしまう。

そして、第一幕、お昼ごはんでお腹いっぱいの私は睡魔との戦いが…。お昼を食べてからは駄目ですね(*´Д`)。


ラストの墓所での最後もバレエではロミオが息絶えた後にジュリエットが目覚めるのですが、オペラではロミオが毒薬を飲み干した後にジュリエットが目覚め、ジュリエットが短剣で胸を刺して、ほぼ同時ぐらいに二人は息を引き取ります。
最後まですれ違いのバレエの方が切なさが大きいですね。でも、それにしても、いつも思うのは無責任な神父様。何でロミオにきちんと連絡しないんだろ?
はぁ、今回はちゃんとした感想も書けません。

そんな訳で、やっぱり、眠たい時は何をしても無駄だと感じた私です。

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by usakichi71 | 2017-02-28 07:29 | おでかけ | Trackback | Comments(0)