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刺青奇偶 ~あなたがたとえ、どんな人でも…~

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今日は土曜日、美鈴の散歩の後、自分の歯医者に出かけました。大嫌いな歯医者ですが、9月に海外に行くのでその前に直しておこうと思い、通いだしたのです…。そんな事でも無いと歯医者にも行けないダメな私…。今日はその歯医者の予約の他には予定は無かったのですが、シネマ歌舞伎「刺青奇偶(いれずみちょうはん)」を観たいと思い、歯医者の後、二子玉川まで行ってきました。定期で行ける範囲なので嬉しいです。
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刺青奇偶は坂東玉三郎演ずるお仲という女性と博打好きで江戸を追われた半太郎の夫婦の情愛を描いた人情物の歌舞伎です。

男たちに騙されて身売りされ、海に身を投げたお仲を助け、夫婦になった半太郎。半太郎が博打を止められないせいで二人はいつも貧乏ぐらしなのですが、自分を助け、何の見返りも求めなかった男気のある半太郎に惚れているお仲はそれでも半太郎への愛は変わりません。でも、貧乏暮らしのせいなのか?お仲は不治の病に倒れ、もう幾ばくも無い命です…。

自分の命がもう長くはないと悟ったお仲は残される半太郎の事が心配でなりません。そこで今にも消えそうな最後の力を振り絞り、半太郎の右腕に骰子(サイコロ)の絵を刺青するのです…。これを見て、博打はやっちゃいけないって、思い出してほしいと…。

生きてるうちに博打を止めてくれたら、もう少しましな暮らしが出来たのに、半太郎を責めもしないお仲。半太郎もお前が稼げばいいだろう!とか言って、お仲を責めたりしません。お互いにお互いがどんな人だったとしても私はあなたを愛している…。そう言っているような、舞台なんです。愛しているなんて言葉は出てこなかったと思うけど、本当に深い愛を感じました。
自分がどんな人間であっても自分を愛してくれる人…そういう人を肉親以外で見つけることが出来た人は、それだけで十分幸せになれると思います。お仲は死の直前、とても幸せな夢を見た、と語ります。そして夢っていいわね…と言うのです。

半太郎はお仲に死ぬ前に良い家財道具を揃えてあげて、良い気持ちで安心して死なせてあげたいと思って、また博打を打ちに行ってしまいます。普通に考えたら、もうどうしようもないバカ野郎なのです。でも、憎めない…。人間ってそんなバカなところもある。それでも生きていくしかない。そう、私だって、歯医者にもなかなかいけない、駄目な人間。英語だってなんだって、そうそう覚えられず、なかなかうまくいかない私。そんな私でもそのままの私を受け止めてくれる人がいたら嬉しいな…。そんな事を考えたシネマ歌舞伎でした。

そうそう、片岡仁左衛門が最後に半太郎が大勝負するやくざの親分役なのですが、とってもカッコよかったです。

映画を見終わったら二女を電話で呼び出して、二人で浴衣を買いに行きました。
二女もやっと浴衣を着たいと言うようになり、嬉しいです。二女の選んだ浴衣は青い桜の様な花柄でした。下駄も帯もセットされています。
今年はこれで夏祭りに行くって言っています。
日本の夏はやっぱり浴衣と夏祭り!子ども達にもそれが伝わって行って嬉しいです。

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by usakichi71 | 2018-07-07 22:52 | おでかけ | Trackback | Comments(0)

初めて歌舞伎座へ

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シネマ歌舞伎しかみたことの無い私ですが、昨日、仲良しのお友達に誘って頂き、ついに歌舞伎座へ足を踏み入れることが出来ました。
やっぱり、「歌舞伎」というと、敷居が高く感じられ、何を見たらいいのか?どう見たらいいのか?分からないので、一人では行く気になれず、シネマ歌舞伎でいいや~。と思っていたのですが、誘ってもらった昨日の公演は「松本幸四郎改め二代目松本白鸚 市川染五郎改め十代目松本幸四郎 松本金太郎改め八代目市川染五郎 襲名披露 壽初春大歌舞伎」という事で、連日テレビでも話題になっている襲名披露の公演だったので、初めて見るのには記念になってとても良かったと思います。券を取ってもらえて本当に感謝です!
歌舞伎座のある東銀座駅から歌舞伎座までは地下鉄駅から直結していました。
地下の木挽町広場にはたくさんのお店が出てとても賑わっていました。私も家族にお茶やお菓子のお土産を購入しました。大きな桜の生け花があり、造花⁇と思ってしまいましたが、よく見たら本物!こんな季節にすごいな~と感心してしまいました…。
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さて、初めて足を踏み入れた歌舞伎座は、大きな鏡餅が飾られ、各フロアーに、これまたたくさんのお店。大きな絵もたくさん飾られていました。新春だからか?お金持ちの人が多いからなのか?きっとその両方なのでしょうが、着物姿の人もたくさん。いいな~。日本人なんだし、もっと気楽に着物を着れたら良いのにな~。でも着物自体が高いし、準備が大変だし、後片付けも大変そう。でも、そんな特別な感じで歌舞伎を観に来れたら楽しいだろうな~。
二階フロアーには襲名記念品の展示がありました。

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現物は舞台に!襲名記念の緞帳です。

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さて、公演は夜の部なので4時半から。四つ演目があり「双蝶々曲輪日記」「口上」「勧進帳」「相生獅子・三人形」でした。はじめの「双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)」はお芝居っぽい感じで言葉もある程度わかり、コミカルな部分もあって面白く見ることが出来ました。吾妻という遊女役の中村七之助さんが綺麗だった~。それから与五郎というお金持ちのボンボン役と相撲取りの放駒長吉の一人二役をこなしていた片岡愛之助さんも良かったです。
「口上」は高麗屋三代襲名(この、高麗屋とか、○○屋っていうのが全く分からない…。でもこの3人は高麗屋なのね…)。横一列に並んだ役者さんが順番に挨拶を述べてゆくのですが、面白いことを言う人も居て、笑えました。
金太郎改め染五郎さん、若くて綺麗で、これからどんな役者さんになるんだろう…。体もまだまだ小さいのに、存在感があります。声の出し方や演技もこれからどんどん変わるのでしょうね、楽しみです。
そして「勧進帳」よく聞く有名な作品なのでしょうが、私はぜんぜん知らなくて、なんだろう?って思っていましたが、初めて観て、意味が分かったので、もう一度見たらもっと理解できるかも。今回は長唄もまったく聞き取れず、セリフも呪文のようで、イヤフォンガイドの声に助けられてやっとこさ観ていた感じです。源義経役の新染五郎さんがひな人形のお内裏様のようでした。弁慶役の新幸四郎もスゴイ熱演。
最後の「相生獅子(あいおいじじ)・三人形(みつにんぎょう)」は踊りです。相生獅子は赤と白の着物を着た二人の女形が獅子に見立てた2枚の扇
子とそれに繋げた布を持って美しく舞い踊ります。三人形は、吉原が舞台で傾城・若衆・奴の三人で踊ります。出てきたときに雛人形のようにきれいなので、動くのかしら?と思ってしまうほどでした。すごいな~。扇子の動かし方、身のこなし、女形の動きは本当にきれいですね…。

三回休憩もあり、お弁当を食べたりお買い物したり、のんびり楽しんで、終わったのは9時過ぎでした。充実していますね~。初めての歌舞伎鑑賞はこうして終わりました。
歌舞伎座の観劇料は1階の桟敷席は22,000円もするけど、私たちが観た3階席は4000円と6000円。それでもよく見えたし初心者にはこのくらいのほうが嬉しいです。よく勉強してから、良い席で観てみたいです。一幕見席という、1幕だけ見る券もあるんだって。
シネマ歌舞伎と合わせて、これからも機会があったら観てみよう~。






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by usakichi71 | 2018-01-07 21:29 | おでかけ | Trackback | Comments(0)

シネマ歌舞伎「怪談 牡丹燈籠」

もう、10日ほど前ですが、
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二週続けて東劇通い。二女に怒られながら行ってきました。朝、家で空席確認した時はまだたくさんの空席があったのに、東劇に着くまでの1時間余りで空席は前方の2、3列の10席ほどに!最後の1つの3列目の席を取り入館しました。
怪談牡丹燈籠は燈籠を持った幽霊が男の人を訪ねてくる怖い話、ぐらいの認識しか無かったのですが、実はその話にまつわる人々の人間模様が入り組んだもっと大きな物語でした。
一度会っただけなのに、恋焦がれて死んでしまうお嬢様。そのあとを追うように亡くなった婆や。その二人の霊が牡丹燈籠を持ちながら毎晩やって来て取り殺されそうになる優しい浪人。そして、その浪人の世話をして生活の糧を得ている貧乏人の夫婦。それから、隣の家の次男坊と浮気のあげく、二人で旦那を殺し、さらに、それを目撃した若い女中も殺してしまう、若い男女二人。計7人が、主な登場人物なのです。私が知っていたのは、牡丹燈籠を持ってやって来た幽霊に取り殺される所まで。御札をはがして幽霊を屋敷に入れてしまった貧乏人夫婦が、幽霊から貰ったお金で、大店の主人になった後の話があるなんて知りませんでした。色々な人間が入り組んだ悲しいドラマが続きます。そこが、歌舞伎らしさなのかな?

でも、この人気ぶりはやはり、キャストが良かったせいなのでしょうね。私は特に中村七之助さんの美しいお嬢様役が素晴らしく感じました。綺麗すぎる!!!!
玉三郎さんは今回は綺麗というより人間味に溢れた役柄。貧乏なおばさんらしさも存分に、可笑しさもたっぷりでした。
本当にこわいのは、お化けよりも、人間の方ですね。お嬢様のお供の婆や役の方も素晴らしくお婆さんでした。不思議ですね。本当のお嬢様より、お嬢様。本当のお婆さんより、お婆さん。演ずるという事はそういう事なのかな?なんて、感じたわたし。
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映画のあとは銀座にある「渋谷ロゴスキー」で、シンプルランチ。本当にお得だなー。
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前菜とボルシチとピロシキとロシアティーで税込価格1620円だもの。綺麗だし、落ち着くので、いつもここに来てしまう。
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by usakichi71 | 2016-08-30 08:07 | おでかけ | Trackback | Comments(0)

「海神別荘」と銀座散歩

東銀座にある東劇に、今日は月一歌舞伎でシネマ歌舞伎を見に行きました。今日は私の最後の夏休み。家事だけで終わらないように、いつもどおり早起きして、お弁当作り、お洗濯等々終わらせて、警察署で用事をすませ、はるばる銀座へ出掛けました。
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今日の作品は泉鏡花の「海神別荘」と「高野聖」どちらも玉三郎さんが出るのですが、2本観るのはキツイので、「海神別荘」だけにしておきました。始まる前に玉三郎さんのインタビューや舞台裏の映像もあり、私には生の舞台を見るよりは気楽で面白かったです。玉三郎さんが美しいのは予想通りでしたが、相手役の海老蔵さんが美し過ぎる!本当に王子様!女の人役の皆さんも仕草や身のこなしが可愛い!キレイ!(映像的には元々オジサンだし、期待してなかった。)台詞は難しい言い回しが多いけど、日本人ならちゃんと分かるようになりたいな~。と、思いました。観客は圧倒的に60代以上の女性。平日なのに結構入ってました。「海神別荘」は昔からの歌舞伎の演目とは違うし、台詞も簡単な方なのかも?本格的歌舞伎なら字幕無しでは分からないかも。見に来ているオバサマたちは分かるんだろうか?だとしたら、偉いよね~!私ももう年齢的にはオバサマなのに、中身が足りない!頑張らないと!!
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お昼頃、見終わってからブラブラと、銀座駅の方へ歩いていくと、岩手県のアンテナショップと群馬県のアンテナショップがあったのですが、どちらも商品を3割引にしています。助成金の対象?とか書いてあり、南部せんべい等々買ってしまいました!それにしても、分からないのは助成金?旅行の助成金なんかも、いつの間にか決まってた?という感じで、何の恩恵にもあずかれず、プレミアム商品券も外れたし、(横浜市は抽選で当たった人しか商品券を買えないのです。)おせんべいで少しだけ得した?でも、元々税金だしね。良いんだろうか?
お昼は渋谷から銀座へ移転したロシア料理の店「ロゴスキー」へ。つぼ焼きランチ食べました。渋谷店と同じく落ち着く店内でした。
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by usakichi71 | 2015-09-29 13:54 | おでかけ | Trackback | Comments(0)